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2015/12/16 14:48

・蘇った幻の花織 それが「知花花織(ちばな)」です。18世紀頃の琉球王府「首里」を守護する要地として栄えていた知花で祭事の晴れの衣装として織り継がれてきた織物。縦浮織(縦糸で柄を浮立たせています。)が特徴で、一時期途絶えていた技術が近年になり復刻され平成24年7月に伝統的工芸品として指定されました


◇通常の花織は横糸によって織り出されていますが、知花花織は経糸を浮かすことで花織の模様を織り出しています
※写真は帯を裏から見たものです。紫と黄色の色糸が表から見ると花織の模様になっています。
◇黄色と紫に染め分けられた経糸が表から見ると紫の花織と黄色の花織になります。

◇ポイント部分にはの技術も併用されており、とても手間のかかった貴重な逸品です。
※写真下 紫の矢絣模様の部分が絣の技術で柄を表現しています
※絣とは1本の糸に染まった部分と染まっていない部分を作り、その糸を組み合わせることにより柄を出す技法です。その1本1本の糸のことを絣糸と呼びます。絣糸を作る技と織り上げる技があってこそ美しい絣模様が生まれます。現在全国各地に伝わるほとんどの絣の技法は琉球王国がその起源です。現在「米琉」と呼ばれる山形県米沢の絣の技術も琉球から日本海を渡って伝わっていったと言われています。

・経糸には何色もの色糸が使われており、深みのある優しい雰囲気をかもしだしています。
・すべて手織りにて丁寧に織り上げられており、手織りでしか味わうことのできない柔らかくてしなやかな風合いをお楽しみいただけます。