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2015/12/21 14:25

経済産業大臣指定伝統的工芸品・石川県指定無形文化財指定
◇「釘が抜けても破れない」と言われ、別名「釘抜き紬」とも呼ばれているほど丈夫な【牛首紬】
生産の中心地 石川県白山市白峰(旧白峰村)が明治初期まで牛首村と称されていたことからその名が付きました。その歴史は古く平治の乱(1,159年)でこの地に逃れた源氏の落人の妻が機織りの技に優れ、その技術を村人に伝えたのがはじまりと言われています。受け継がれて800年以上 山里に響き渡る機織りの音はいまも暮らしに息づいています。

牛首紬の強くてしなやかな風合いには秘密があります。
・二匹以上のお蚕さんから吐き出された繭から「のべびきと呼ばれる伝統技法で手作業で紡ぎ出された糸が牛首紬の原料となります。その玉糸と呼ばれる、大小の節のある糸を「糸叩き(いとはたき)」という工程で空気を含ませ命を与えることにより柔らかな風合いの糸が出来て、なじみの良い、しなやかな白生地が織り上がります。

【手で糸を紡ぎ出す のべびき】


【糸を叩き、空気を含ませる】

その牛首紬の白生地を友禅で染め上げた袋帯です。写真ではわかりづらいですが、生地は市松模様の地紋になっています。
伸びやかな木立と、たたき染風のあられの様な模様が上品さと豪華さを兼ね備え、おしゃれ訪問着や紬の着物など幅広くご使用いただけます。